女性の社会進出を考える

2015年3月9日 23時53分 | カテゴリー: 活動報告

 大和市議会本会議場の傍聴席に座ると、まず目に飛び込んでくるのはダークスーツを着込んだ男性の姿です。演壇を中心にして前向きに市長など理事者、後ろ向きに市会議員が並んでいます。行政側は全員男性。議員側は28人中、男性が22人です。
 安倍内閣は「女性が輝く社会」を政策の大きな柱としていますが、その理念は、残念ながら国会でも大和市議会でもまだまだだという印象です。重要なことは、男性が決めているのだなあ、と思う瞬間でもあります。
 
ポジティブアクションという言葉をご存知でしょうか?女性の雇用や昇進に関する積極的是正措置のことで、厚生労働省も推進しています。ある割合を決めて女性を登用する、同じ条件、能力であるなら女性にやってもらうという措置です。これは、逆差別なのでは?という声が時に女性の側からも聞かれます。その当事者であれば、不公平だと憤るかもしれません。しかし、今までの社会の歴史を忘れてはなりません。女性が参政権を得たのはやっと昭和に入って戦争が終わってから、高度成長時代には、企業戦士である男性を支えるべく、女性は専業主婦に甘んじるしかない人がたくさんおりました。雇用機会均等法が施行されてもうすぐ30年になろうとしていますが、子育てや介護のために仕事を辞めていく女性はいまだたくさんおります。女だから雇用されない、女だから辞めざるをえない。その影を今の社会はいまだ引きずっています。
 景気が低迷し、既婚の若い世代では女性が働かなければ生活の維持ができない家庭が増えています。これは、女性の社会進出には、むしろ良い機会ともいえます。子どもができても仕事を続け、キャリアアップしていく女性が増えれば、企業も社会も変わっていくはずです。
 政治の世界でも今や女性の総理大臣が生まれても誰も驚かない時代になりました。
 私は、政治や行政の世界こそ女性の進出が大切だと思っています。国民、県民、市民の男女割合は半分です。法律や制度など生活にかかわる様々なルールやツールづくりには男性の視点とともに女性の視点も大切です。特に市政では生活に根差した問題を数多く扱うため、子育てや介護を多く担ってきた女性の意見を生かしていくべきです。きっと男性もより暮らしやすい世の中に変わっていくはずです。
 ポジティブアクションは、未だ平等が実現していない過渡期の措置です。このような措置を行う必要がなくなる社会をめざしてこれからも活動していきたいと思います。