文教市民経済常任委員会の行政視察に行ってきました

2016年10月30日 13時59分 | カテゴリー: 活動報告

秋田市役所           左の方は、秋田市議会議員
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10月26日から28日にかけて、文教市民経済常任委員会の行政視察を行いました。
子どもの学力向上に力を入れ、全国学力調査で好成績を収めている秋田県と起業支援に力を入れ、実績を上げている仙台市を視察してきました。各自治体の良いところを吸収し、大和市への提案に役立つ提案に結び付けたいと思います。以下、ご報告です。

1.秋田県

秋田県は、全国学力調査で全国の平均を上回る成績を残しています。
学力向上のためにどのような対策を行っているのか、男鹿市と秋田市教育委員会の方々に話をお聞きしました。

10月26日(水)

秋田県男鹿市

・光通信を利用した学習教室について(平成26年度から実施)

秋田予備校と提携し、小学校6年生と中学校3年生に対して春休みや夏休みに光通信による補習事業を行っている。

市の面積が広く、塾に行けない地域の子どももいるため、光通信を使い、中学校4校同時に授業を行う。

小学校→中1ギャップ解消のため、春休みに3日間実施(中学校で行う)

中学校→高校入試に向けての学習 夏季休業中7日間、10月から12月の土曜日

効果

・市の面積が広い上、塾などが一切ない地域もある。地理的に塾に行けない子のいる家庭には大変ありがたがられている。
・予備校に委託することは、当初、学校側の反発があったが、子どもが熱心に学習する姿を見て、教師たちも協力してくれる体制ができてきた。

感想

・参加率の高さに驚きました。地理的に塾などに行くことが困難な中学校の土曜教室参加率は84.6%。アンケートでは、参加した生徒の96.1%が「分りやすい」「受験の意欲が向上した」などと答えています。

・都会にはなくなりつつある家族体制がまだ残っています。祖父母と同居しているなど、「勉強できる環境」が家庭にあり、子どもたちは保護者に見守られながら家庭学習ができていると感じました。

10月27日(木)

秋田県秋田市

・学力向上について

学力向上に関わる取り組みについて

具体的な取り組みとしては、教育委員会による学校訪問(年1回の計画訪問と要請訪問)

教職員研修、学力調査等の活用(全国学力・学習状況調査の他に秋田市による基礎学力調査・秋田県による学習状況調査がある。
小4から中3まで各学年多くて年2回実施)

学力調査の調査理由:ただ学力をはかるものではなくどこを改善すべきか考えるためのものという位置づけ。
学校間の比較はしない。

・県の指針:小学校1~5年は少人数教室 24人まで(他にTeam Teaching加配あり)

・支援の必要な家庭に対する教師の心がけ:保護者を変えることはできない。子どもに愛情をかけてみていく。
秋田の教師は「学級経営力」に優れているという早大教授の評価有。

感想

・ただ当たり前のことをしっかりとやっているという印象。数十年前から家庭学習を「やることがあたりまえ」という習慣ができてい  ます。説明してくれた教育委員会職員の子どもの時から、宿題の他に家庭学習のノートを毎日先生に出すシステムがあり、家庭を交えた交換日記のようになっていて、楽しみながら学習習慣ができていると感じました。
小中学校の学力向上には、基本的な学習習慣がいかに大事か理解できました。
それを土台に「学力調査」を「改善点を探す材料」にするシステムが効率的に動いています。

 

2.宮城県仙台市

企業支援に力を入れている仙台市。ソフト面の支援を充実させ、相談しやすい体制を作り出しています。

10月28日(金)

宮城県仙台市

・仙台市起業支援センター アシ☆スタ

日本一起業しやすいまちの実現のため、復興特需の収束を見据え、持続的な地域経済発展を支援するため、平成26年1月、産業振興事業団内にオープン。ソフト面を重視し、助成金やハード面の支援はほとんどない。
企業支援担当ビジネス開発ディレクターとして中小企業診断士、ディレクター・ライター、行政書士、税理士、中小企業診断士。窓口相談員として中小企業診断士、金融機関OBを配置。平成28年度は女性起業家・開業手続きの相談対応を強化。セミナー、イベントはすべて託児付き。
起業後は、半年後、1年後にフォローアップあり。
アシ☆スタオープン後、相談件数は3倍近く、開業件数も2倍強に伸びている。

感想

・相談しやすい環境づくりに秀でていると思えました。冊子や場所がおしゃれでセンスが良く、「ちょっと相談してみようかな」という気持ちになれそうです。
・女性の起業に力を入れています。趣味の延長から始める人など、女性は「できる範囲で」始め、今までにない新しい事業を開拓する人が多いそうです。
・行政が補助金を与えるなどの支援を行うのではなく、うまくいくためにはどうすればいいのか一緒に考え、アドバイスする仕組みができつつあります。例えば、HPやロゴの重要性を教えるなどのアドバイスを行い、事前準備の支援が行き届いていると感じました。