かないばら苑ー「空き福祉車両」による送迎支援

2017年1月28日 12時35分 | カテゴリー: 活動報告

 

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1月19日、神奈川ネットのメンバーと共に川崎市麻生区にある社会福祉法人一廣会 かないばら苑を訪問し、空き福祉車両活用による送迎ボランティアについてのお話を伺いました。

かないばら苑は、特別養護老人ホームです。現在、98名の入居者と12名のショートステイ利用者がいらっしゃいます。その他にもデイサービスや訪問看護など、多様な活動を行っています。

苑のデイサービス利用者のためにある福祉車両。それは1日中使われているわけではありません。使用時以外の空いている時間にその福祉車両を使って地域の高齢者移動の手助けができないか、そんな思いから始まったのが「あさお運転ボランティアCAP(connect area and people) の活動です。「ふれあいサロン」など、高齢者が定期的につどい交流する場へ、無償で送迎をする。それにより、自力で通えない人や家族に送ってもらえない人、有償運送を頼めない人なども足を運ぶことが可能になり、高齢者の閉じこもりを防ぐのに一役買っています。2010年から高齢者向けに始まった活動は、2015年には障がい者サロンへの送迎へと手を広げています。

1台の車両には、2名の運転ボランティアが同乗し、動きやすい環境を作ること、コーデイネーターを2名置き、ボランティアの方々と向き合う時間を作るなど、さまざまな工夫を行うことにより、参加するボランティアは現在、年間のべ4200人にもなりました。毎日、10人以上の方が活動しています。現在は、ボランティアの方の発案により、特養老人ホームの入居者のお楽しみ外出も月1~2回行っているということです。

昨年3月、改正社会福祉法が成立し、今年2017年4月から施行されます。社会福祉法人に地域貢献を義務付けるのが柱の法案です。この活動は、ひとつの形あるヒントになるのではないでしょうか。社会のために何かしたいと思っている方はたくさんおられます。しかし、どうしていいかわからない。なにかあったらどうしよう。誰でも持つ不安です。その不安を払拭し、活動につながるシステムを作ることが重要です。有償ボランティアとの兼ね合いなど、課題はありますが、事例の視察等を重ね、政策提案に結びつけたいと思います。