これからの防災・危機管理

2017年1月30日 20時28分 | カテゴリー: 活動報告

IMG_10501月25日(水)ハーモニーホール座間にて「県央八市議員合同研修会」が行われました。県央八市とは、大和、座間、綾瀬、海老名、厚木、伊勢原、秦野、相模原です。1年に1度、八市の議員が合同で研修を受ける機会があります。今年は、座間で「これからの防災・危機管理~個人の備えと組織の対応」と題し、防災システム研究所所長の山村武彦氏のお話を伺いました。

人には、正常性バイアスと呼ばれる心の働きがあります。いつかは大地震がわが身に降りかかる可能性を日本に住む人ならば誰も否定はしません。しかし、今日、明日ではない。なぜかそう思ってはいないでしょうか。人は都合の悪い情報を無視し、自分に都合よく考えようとする、それが正常性バイアスです。災害が起こるのは今か今か、と恐れていたら、日常生活もままならないのはたしかです。

極度に恐れず、必要な防災をする。それが心の安心にもつながります。
講演では、「命を守るスマート防災」として「災害予防訓練、在宅避難生活訓練」の提案がありました。
災害時、被害を最小限にとどめるための訓練、それが災害予防訓練です。地震で閉じ込められないようにするにはどうしたらいいか、火を出さないためにはどうするか等を考え、その対策に生かします。ガラスの飛散を留めるにはフィルムを張るとか、家具の転倒防止対策をするとか、一度経験するとしなければならないことが見えてきます。
そして在宅避難生活訓練。1日、電気、ガス、水道を止めて生活してみる訓練です。電気を止めたら、冷蔵庫の氷はどれくらいで溶け出すのか、水が流せない状態でトイレを使うにはどうすればよいか、携帯用トイレはどれくらい必要か、夜、ろうそくを使って余震の中で安心か、など様々な気づきがあるはずです。自分の家に必要なものも見えてくるでしょう。
突発災害発生時、人々の対応は3つのパターンに分かれるといいます。75%はショック状態、動けない状態です。15%は取り乱す。そして遺りの10%が落ち着いて行動できる人です。訓練を積めば、落ち着いて行動することが可能となります。

何より大切なのは、自分の安全を確保すること。命さえ助かればなんとかなります。災害後、日本で餓死した人はいないということです。何も持ち出さなくても、生きていけます。モノがあふれている家の中では、安全ゾーンに移動するのも困難です。防災のための大掃除も必要です。家の中では、玄関は柱も多く、比較的安心な場所ということです。外にもすぐ飛び出せます。

災害時には、行政などの公助にも限界があります。近隣で助け合うことが必要です。マンションなどでは、上下左右、どのような家族が住んでいるのか把握し、いざというとき声を掛け合える体制にしておくことも重要です。

今回のような講演は、市の職員や自治会の人たちに聞いてもらいたい話だと思いました。2月11日には大和市でも防火防災講演会があります。目を拓かれるお話を聞いて、防災の知識と心構えを地域に広めていってほしいと思います。私も大和市の防災活動のために、これからも努力し続けます。