(仮称)中央林間学習センターに関連して(6月議会一般質問より)

2017年7月4日 16時29分 | カテゴリー: 活動報告

2018年8月、旧緑野住宅跡地に新しい学習センターとアリーナがオープンする予定です。建設について、6月議会で可決され、その運営内容が明らかになってきました。条例案に基づき、
1、駐車場について
2、駐輪場について
3、利用料金について
4、親子交流サロンとプレイルームについて
5、管理運営体制について

の5項目にわたり、質問を行いました。

大項目 (仮称)中央林間学習センターに関連して

中項目1、駐車場について

仮称 中央林間学習センターの施設整備工事が本議会で議案としてあがっています。5月15日から6月15日にかけて、パブリックコメントが募集されました。計画によると、駐車場は身障者用1台分のみ。本市の学習センターで駐車場がなくなる初めての施設となります。

これに伴い林間学習センターが閉鎖されますが、林間学習センターは駐車場が25台分あり、近隣の方からその利便性が評価されています。新しい施設は中央林間駅から近く、電車や徒歩の利用者にとっては利便性が上がると思われますが、他の施設と同様、利用者の中には車が必要な方も多いと予想されます。

また、新しい施設には、親子交流サロンやプレイルームがあり、小さい子どもを連れた保護者の利用を想定しています。雨の日など、外で遊べないとき利用が多くなることも考えられます。この施設の利用者は、つきみ野から南林間付近に住んでいる人たちが想定されますが、例えば2~3歳の幼児と0歳の乳児を連れた保護者が施設を利用したいとき、ごく近隣の人を除いて駐車場がないのはたいへん不便です。雨の日にこそ利用したい施設が、雨であるから利用できないという事態になりかねません。

施設の入り口側(北側)には3棟80戸の中層市営緑野住宅があり、子ども広場側(南側)には2棟120戸の高層市営緑野住宅があります。何れも駐車場があり、利用率は高くないと聞いています。そこに、学習センター用の駐車場を確保する必要があると考えます。道路を通って入館する際の配慮も必要です。

駐車料金については、現在、林間学習センター、つきみ野学習センター、桜ヶ丘学習センター駐車場は現在無料。シリウス、イコーザは有料となっています。林間学習センターの代替えとしては、無料が理想ですが、中央林間駅から近く、学習センターを利用しない人が駐車しやすいことを考えると、有料が妥当であると考えます。

学習センター入り口は中層の緑野住宅側(北側)なので、ここにコインパーキングのようなものを設置するのが現実的です。時間によっては子ども広場からも入場できるようなので、高層の緑野住宅(のセンター側に駐車場有)に学習センター用の駐車場があれば、子連れの保護者には便利なのではないでしょうか。

質問

1、駐車場を設置しない理由は何ですか。

(街づくり計画部)

・新たな施設には、敷地内に身体障がい者の方のための駐車場を1台分設置する。

・中央林間駅から至近にあることから、基本的には公共交通機関を利用していただくことを想定しており、近隣のコインパーキングを利用いただきたいと考えている。

2、市営緑野住宅駐車場の現在の利用率を教えてください。中層及び高層、それぞれお願いします。

・市営緑野住宅駐車場の利用率は、中層の緑野住宅が31.3%、高層の市営緑野住宅が50.0%(平成29年5月末時点)

3、市営住宅駐車場の一部を学習センターの駐車場として配備すべきと考えますがいかがでしょうか。

・市内5団地の市営住宅の駐車場の利用率が約42%にとどまっていることから、空き駐車スペースを近隣施設利用者の利便性や、路上駐車の抑制による地域交通の安全性を高めることを目的に、一般の方が利用できる時間貸し駐車場としての活用を検討している。

・市営緑野住宅の空き駐車スペースについても、利用者の利便性や周辺環境への影響などを十分に精査したうえで、管理手法等について決定していきたい。

(5市営住宅の駐車場を一斉に活用するよう検討中。事業者に場所を貸して経営してもらう方式を考えている。中央林間については、開館に間に合うよう、来年4月から工事着工予定)

 

2、駐輪場について

新しい学習センターの駐輪場設置台数は80台とのことです。有料で開館、閉館に合わせ開場することにより利用者のみ駐車でき、駅利用者の駐輪がしにくいよう工夫されています。

6月16日に封鎖されたということですが、センター開館予定の場所には設置可能台数1410台の自転車およびバイクの置き場があり、多数の人たちが利用していました。特に座間市などからの利用が多いと聞きますが、中央林間西地区の市民も多く利用しているものと考えます。この駐輪場がなくなったからといって、自転車等を利用する人が減ることはありえません。また、西側から来る人が東側の駐輪場まで行くのは時間がかかるため、今後、充分な対策を施さないと、店や市営住宅の駐車場や空きスペースに駐輪する人が増えるなど、近隣住民にも迷惑になるような混乱が予想されます。

質問

1、中央林間駅付近には、有料駐車場が何台分ありますか。 

そのうち、線路西側の駐輪場は何台分ですか。

2、新たな駐車場の整備について何か対策があるかどうかお聞かせください。

(道路安全対策課)

①平成29年3月末、バイクを含め4400台。小田急線西側は約1500台。

②市では、定期的に駅周辺駐輪場の利用状況調査を行っており、無料駐輪場が閉鎖されたとしても、駅周辺全体では駐輪台数に余裕があることから、新たな駐輪場の整備は考えておりません。今後、市としましては、ホームページや駅周辺の看板等を利用した駐輪場情報を提供するなど、駐輪場利用の周知に努めてまいります。また、鉄道業者に駐輪場を増やすようお願いしてまいります。

 

3、利用料金について

新しい学習センターの会議室は、間仕切りが増え、林間学習センターと比べ利用できる会議室は増えています。
現在公表されている条例改正案によれば、新しい学習センター会議室の上限利用料金は、2時間ごとに、

会議室1(49人)1000円。
会議室2(73人)1600円。
会議室3(49人)1300円。
会議室4(31人) 900円。(市民交流スペース間仕切り。予約多いとき用)
会議室5(31人)1000円。(市民交流スペース間仕切り。予約多いとき用)

多目的室として
会議室6(49人)1500円。
会議室7(73人)1900円。
会議室8(49人)1500円。

となっています。

現在の林間学習センター利用料金は、2時間ごとに
101会議室(48人)600円。
103和室(15人)600円。
201会議室(42人)600円。
301集会室(150人)1200円です。

条例案の記述では、実際の料金は、上限を超えない範囲で別途定めるとなっていますが、シリウスの現在の利用料から勘案すると、上限の料金になる可能性が高いと思われます。料金は何れも倍近くに上がっています。今までの301集会室に相当する場として利用するためには、会議室1、2、3をつなげて使う(171人)か、多目的室である会議室6、7、8をつなげる(171人)必要がありますが、利用料金はそれぞれ3900円と4900円となります。今までの3倍及び4倍以上もの料金です。例えば2時間催しを集会室で行うためには準備や片付けの時間を取って4時間の予約をすることも多いと思いますが、料金がさらに倍になり、7800円と9800円の利用料が必要になります。今まで利用していた人が使えなくなったり、集会の時間を縮小したりしなければならなくなる可能性が高くなります。これは市民の利益を著しく損ねることにならないでしょうか。

質問

1、全体的に料金設定が高いと考えますがなぜでしょうか。

2、林間学習センターの代替え施設として、利用料金は据え置くべきと考えるがいかがでしょうか。

(文化スポーツ部)

・「使用料・手数料に関わる受益者負担の適正化方針」の考え方、管理運営費、シリウス内の学習センターの利用料金を考慮し、上限額を算定。

・部屋を分割してフレキシブルに利用できる多目的室、市民交流スペース、親子交流サロン、プレイルーム、屋内スポーツ施設などを備えた新しいタイプの学習センターとなり、適正な料金設定と考える。

 

4、親子交流サロンとプレイルームについて

新しい遊具があり、プレイルームと親子交流サロン、授乳室等が揃う施設は、小さい子どもを持つ保護者にとって新しい遊び場、及び保護者同士の交流の場として期待されています。市民交流スペースと同様、飲食ができると聞いています。

現在の子育て支援センターは、基本的に食事ができず、乳幼児を連れた保護者にとって長時間利用のネックになっています。午前に遊びに行っても昼になると食事をとるために帰らねばなりません。よほどの近所でもない限り、また準備をして小さな子どもを連れていくのは大変な労力が必要で、あまり現実的ではありません。

親子交流サロンは、保護者同士の交流の場として、また悩みを分かち合う相談の場として機能すれば、子育てを支援する極めて重要な場となることができます。

横浜市瀬谷区の子育て支援センター「ニコテラス」は、常時スタッフがおり、子育ての悩み等を相談する場、保護者同士の交流の場、子どもの出会いの場としてうまく機能していて、付近の子育て中の保護者に高い評価を得ています。大和市からわざわざ遊びに行く保護者が大勢います。

センターのスタッフが常におり、誰も知らないところに子どもと二人きりで遊びに行っても、スタッフに対応してもらえることで一人きりにならずに済み、スタッフが仲介役となることにより新たな友達ができる。この役目は非常に重要です。特に子育て中の母親は不安感が強い傾向にあり、知らない人に自ら声をかけられない人も多いものです。誰か対応してくれる人がいるとわかれば、初めてのところでも勇気をもって行くことができます。

別に、配置上の懸念を指摘しておきます。親子交流サロンとプレイルームの位置は、多目的室に隣接しています。子どもが元気に遊んでいると、おのずと大きい声が出ます。多目的室で会議等を行っている場合、支障が出ないか心配です。シリウスの会議室等は、市民から音が漏れると指摘されています。子どもには元気で遊んでほしい一方、会議では内容を聞かれないプライバシーも大切です。

質問

1、子育て交流サロンとプレイルームはどのような目的で設置されるのでしょうか。

(文化スポーツ部)

・親子交流サロンは、親子が集える地域の子育て交流スペースとして、プレイルームは主に乳幼児が安全・自由に遊べる空間として設置。

2、飲食は、自由に取れる規定にする予定ですか。

・親子交流サロンにおいて、親子ともに飲食しながらくつろげるスペースとして検討している。

3、子育て支援機能を充分に発揮するため、この場所にスタッフを配置すべきと考えますがいかがでしょうか。

・利用者が自由に集うことのできるスペースであることから、現段階ではスタッフを配置する考えはないが、子育て支援講座等の開催時には、保育ボランティア等の協力を得ることは可能と考える。

4、設計上、他の部屋に対する防音に問題はないでしょうか。

(街づくり計画部)

・親子交流サロンおよびプレイルームと、多目的室や会議室との間には、廊下や収納などを配置しており、プレイルームの声が直接、会議室等に伝わりにくい計画としている。

・多目的室や会議室の廊下に面している部分には、がらす製の間仕切壁とし、標準的な防音建具と同様の防音性に配慮した仕様を予定しており、詳細については、他の施設の事例等を参考に、今後、決定していく。

 

5、管理運営体制について

条例改正案によると、条例の制定から後は、すべての学習センターを指定管理者による運営管理とするとのことです。

指定管理制度には、長期的視野に立った運営が難しいことや、職員の研修や後継者の育成等の機会が難しくなる弊害が指摘されています。中央林間以外の学習センターには図書室が入っておりますが、図書貸し出しに関わる個人情報を民間業者が管理することへの不安の声も聞かれます。社会教育の重要性、教育との関わりからも生涯学習センターは指定管理者にゆだねるのではなく、市が直営で持っているべき機能です。

HPを見ると、現在の林間学習センターには、地域文化活動の推進を掲げ、地域住民の発表の機会を保証すると同時に、自発的な芸術文化活動を支援しています。地域住民が身近に芸術作品に触れ、創作活動や演奏会に参加する機会も提供しています。指定管理になった後、今までできていた事業の継続が困難になり、地域の皆さんが楽しみにしている文化活動が制限される事態になるのではないかと危惧いたします。

質問

1、全ての学習センターを指定管理者による管理運営とする理由を教えてください。

2、指定管理者制度の導入による弊害を考え、直営による運営を継続すべきと考えますがいかがでしょうか。

(文化スポーツ部)

・シリウス内の学習センターは、指定管理者による運営で、講座等の参加者が多く、好評を得ていることから、民間のノウハウが生かされていると考えており、こうしたノウハウを他の学習センターへも導入することで、さらに充実した学習機会の提供が図られると考えている。

・また、生涯学習センターを基軸とした一体的な管理運営で、効率的な運営が期待できることから、直営の学習センターへも指定管理者制度を導入する方針とした。

・なお、学習センターは、管理運営手法を問わず、従来の地域密着型の施設運営を維持しつつ、市民ニーズにあった学習機会の提供に取り組んでまいります。

 

答弁後意見要望

駐車場・駐輪場に関しては、十分な対策が取られまた、検討されていると知り、安心いたしました。駅に近いとはいえ、雨の日の利用や小さいお子さんを連れた利用者の利便性を考えると、駐車場や駐輪場の整備は欠かせません。迅速に整備を進めていただきますよう要望いたします。

料金設定については、適正というお答えでしたが、林間学習センターをなくした代替え施設の役割であることも考えると、大方の市民は高すぎると感じると思います。多目的室は、面積が広いから高めの設定であるとのことですが、同じ収容人数で価格が違うことに理解が得られるでしょうか。市民のための施設です。料金設定によって、利用をあきらめたり、他の市の施設を借りる等の事態にならないよう、近隣住民のご意見等も参考にし、検討を続けていってほしいと思います。

親子交流サロンで食事がとれるようになることは、歓迎いたします。親子の長時間の憩いの場となることを期待しますが、スタッフの常駐の検討は、こども部とも話し合い、ここれからぜひ導入していただきたいと強く要望いたします。「行けば誰か人がいて、悩みがあれば相談できる場所」は母親の心の健康のために、健やかな子供の成長のために絶対に必要なものです。現在子育て中の方から是非にとのご意見を多く伺っています。

さいごに、指定管理者制度の導入についてですが、市が直接の運営を手放す意向であることは、非常に残念です。地域密着型の運営は引き継ぐとのことですが、現在懸命に運営されている学習センターの職員やスタッフの方々のモチベーションを下げることのないよう、大和市らしい学習の機会を与える施設であり続けるよう、運営についても十分な検討をお願いいたします。