「子どもの権利 学習会」を開催しました

2018年2月3日 19時00分 | カテゴリー: 活動報告

1月29日(月)、大和市中央林間のもこもこ保育園にて、神奈川ネットワーク運動 大和市議団主催による学習会を開きました。講師は、フリーランス編集者の北方美穂さんです。こども環境学会評議員、日本フィンランド協会事業推進委員、「あそびをせんとや生まれけむ研究会」代表もなさっています。

11月に調布市で行われた北方さんのネウボラについての講演会をご紹介しましたが、今回のお題は、「子どもの権利」です。
「子どもの権利条約」は1989年に国際連合により定められ、日本も批准しています。しかし、「子どもの権利」について、私たちは絶えず意識して子どもに対しているでしょうか。例えば待機児童対策、長時間の保育は、子どもの目から見たらどうなのでしょうか。

当日は主に、フィンランドの保育園の事例を参考にお話を伺い、保育園に関わっている参加者と意見交換を行いました。
例えば食事時、フィンランドの保育園では、自分がどれくらいの量を食べたいのか、必ず子どもに確認してからお皿によそいます。遊ぶ時は、何をして遊びたいのか、子どもに選択させます。
あるいは、大人が「こうすれば」、と言ったことに「いやだ」と言った子どもの反応に喜ぶ保育者。物事が早く進むことより、自分の意思を伝えられたその行動を称賛する。この視点は日本の保育所には欠けているように思えてなりません。

子ども一人ひとりの権利を考えれば、障がい児の対応も変わってきます。
フィンランドのある保育園の扉には、「Meillä Solkikujalla monimuotoisuus on rikkautta!」と書いてあるそうです。
「多様性こそ豊かだ」という意味です。様々な人がいるからこそ、保育が豊かになる、という考え方は、協働的な社会文化を育てる素地を作ります。

ドイツの保育園では、子どもに「なぜそう思うのか」と言わせる、という紹介もありました。自分はなぜこの遊びをするのか、なぜこれが好きなのか、考えに考えることは、子どもの思考力を養います。日本ではやっと注目され始めたアクティブ・ラーニングは幼少時から慣れ親しんではじめて身につくと思います。

海外の事例に学び、日本の現状を振り返り、より良い保育、子どもへの教育、大人の社会生活を考える契機となった学習会でした。