秦野市 バス乗り方講座の試み

2018年4月29日 12時07分 | カテゴリー: 活動報告

4月26日(木)秦野市で行われたバス乗り方講座に参加しました。

この講座は、秦野市の行政や自治会がバスの利用を促進しようと開いたものです。
市の高齢介護課の職員やバス運行会社の人のお話の後、住民とケアマネージャーたちとのグループワークショップや中型バスを使って実際に乗り降りする講習を行いました。

講座が行われた秦野市曽谷の山谷地区は、小田急線秦野駅までを走るバス便がありますが、現在は朝夕に1時間1~2本ほどの運行状況で、10時から2時までの間はバスがないのが利用者の悩みとなっています。バスを運行している神奈川中央交通は住民からの要望を受け、6月から1年間、試験的にバスを増便することになりました。午前中に病院に行くなどの用事がある住民の帰りの便ができることになります。

元々は秦野駅と鶴巻温泉駅までの便があったこの地区のバス運行が減ったのは、マイカー利用などでバスの利用者が減ったからです。住民の高齢化により運転をやめる人が増え、バスの需要は増していますが、1便平均7~8人の乗車率という現状では赤字が続き、会社としては運行を続けることは困難です。そこで、住民の意識を高め、もっとバスを利用してもらおうという試みがこの日の「バスの乗り方講座」です。

高齢者は、外出頻度が高いほど、健康な人が多いと言われています。外出の機会を増やすことで健康維持に役立ちます。また高齢者の社会参加が増えることで地域も活性化します。バスを利用し続けるには、住民が地域のために自ら動くという姿勢が大切です。地域のサービスは自分たちの力で維持する。参加者にその意識を持ってもらえる意義深い講習会でした。自治会と運行会社、行政が一体となって行ったこの試みの今後を注視していきたいと思います。