学習会「日本になぜある朝鮮学校」に参加しました

1月30日、横浜中央YMCAにおいて、かながわ「共に生きる」学習会の「日本になぜある?朝鮮学校」に参加しました。講師は、明治学院大学教授の鄭栄桓(チョヨンファン)さんです。

朝鮮学校は現在、公的支援から外されるという差別を受けています。高校無償化や幼保無償化制度から除外され、神奈川県も合理性なく補助金を停止する状態が2016年から続いています。

以前初めて朝鮮学校を見学した際、私は「朝鮮学校」は保護者が子どもに受けさせたい教育を行う「私立学校」のひとつであると感じました。子どものために良い学校に入れたいという思いは、日本の特色ある私立小中学校・高校に入れたいという保護者の気持ちと何ら変わることはありません。それなのに、子どもたちの教育環境に悪影響を及ぼす制度の除外や補助金停止を、政治が決めている現状に憤りを覚えています。

そもそもなぜ、日本に朝鮮学校はあるのでしょうか。自らも朝鮮学校の出身者である鄭さんは、古い資料や戦中の体験者の話からその歴史を紐解いていきます。学校のはじまりは、帰国のために母国語を忘れてしまった子どもたちに朝鮮語を教えたいという思いから。日本に留まる人が多くなった時代には民族意識を忘れないため。日本の学校で「朝鮮人」といわれもない差別を受け、いじめられている子どもたちに自尊心を取り戻してもらうため。理由は様々ですが、戦後の占領国アメリカや日本による弾圧にもかかわらず、朝鮮学校は生き残り、今に至っています。

私は、戦前・戦中の植民地政策により強制的に日本に連れてこられた朝鮮人が、戦後、民族意識と自尊心回復の場として作ったのが、朝鮮学校であると理解しました。日本に住む市民である人たちが、ただ自分らしくあるために作ったものを、戦って戦って勝ち取らなければ存続できなかったその歴史を知りました。自尊心を守るために戦う民族の誇りと熱い思いに驚嘆もしました。

高校無償化除外やヘイトスピーチなど、今もなお朝鮮学校や在日朝鮮人への迫害は続いています。朝鮮学校の問題を通して日本の政治の在り方を見直し、差別を排除し、ひとつの特色ある学校文化「朝鮮学校」が当たり前にある社会を形成していく大切さを知ることができた学習会でした。