市のごみ袋をレジ袋として販売したらどうでしょう?(2020年9月一般質問より)

 今年7月から小売店でのレジ袋が基本有料になりました。お店の会計時にはマイバックを使っている人の数は増えていると感じます。有料化から2か月が過ぎ、各家庭では今まで保存していたレジ袋の数が減ってきているのではないでしょうか。プラスチック製品の中でレジ袋の割合は多くはありませんが、使い捨てプラスチック製品の利用削減に目を向けるための啓発には有効です。

 私も、レジ袋の代わりに薄い紙の新聞広告でごみをまとめたり、今までは破って捨てたり、猫の遊び道具にしていた雨の日に新聞が入っているポリ袋を丁寧に切って再利用するなど、工夫してなるべく新しいポリ袋は使わないようになりました。ただ、レジ袋は便利なものです。大きめのものは家庭でごみを一時的に入れるなど有効に活用されていることが多いと思います。格安なレジ袋を多めに購入する人もあり、あるスーパーでは1人当たり5枚までなどと購入数を制限しているところもあります。可燃ごみ等は、実際にごみを捨てるときは市の有料ごみ袋に入れる必要があります。二重にプラスチックを使っている現状があります。

 レジ袋は公園等のごみ箱に捨てても風で飛びやすく、川に落ちるなどして流されます。私たち神奈川ネットの議員は引地川の清掃活動に参加していますが、その際にもレジ袋は大変目につきます。いずれは海に流され、マイクロプラスチックとなってしまいます。人が必ず家に持って帰るための取組はマイクロプラスチック対策としても有効です。大和市の家庭系有料指定ごみ袋は持ち手があり、様々な大きさがあります。5リットル入りはコンビニ等で最適のサイズですし、10リットル入りはスーパーマーケットで買ったものも入る大きさです。値段が高いがゆえにまちのごみ箱に捨てられることはほぼなく、必ず家庭で再利用されます。

 埼玉県北本市は、市が販売店に協力依頼することにより、市のごみ袋を小売店で1枚ずつ買えるようにし、レジ袋として活用しています。千葉市は同様の取組をイオンと実証実験しています。レジ袋に目を向けることで、自治体が使い捨てプラスチック製品の利用削減の取組を市民に促すことは重要です。

 1枚づつ買えるようにしたらという提案に対する答弁は、家庭系有料指定ごみ袋の1枚単位での販売については、取扱店における保管、陳列スペースの確保による負担の増加や、製造工程の見直しによる製造コストの増大などが懸念されることから、現時点では難しい、というものでした。

 買物の際にマイバッグ利用推進を進めるために最も効果的なのはレジ袋の値段を高くすることです。50円、100円すればほとんどの人がレジ袋を買おうとは思わないでしょう。しかし、全ての人がマイバッグを持ち歩くようになるには時間がかかります。市の家庭系有料指定ごみ袋は高価ですし、どうせ買わなければいけないものですから、マイバッグを忘れたときでも1枚単位で買うことができれば、市民としてはありがたいですし、余計なレジ袋を買わなくても済みます。ヤマトンが大きく書かれているなどデザインをかわいいものにすれば、持ち歩く人も気分がいいでしょう。

 先日の新聞報道によれば、富山市では川にプラスチックごみを回収する網場を3か所設置するなど、マイクロプラスチックをつくらないための取組を始めています。使い捨てプラスチック削減に関して自治体ができる施策は様々です。神奈川ネットとしても今後、提案を続けていきます。