図書館の寄贈図書への対応が改善されました(2020年9月一般質問より)

緊急事態宣言の自粛要請により、人間にとって不要不急の事柄が健康で文化的生活を営む上でいかに重要であるか実感している市民は多いと思います。大和市の図書館は、緊急事態宣言の最中を除いて、コロナ禍では、芸術文化ホールや生涯学習センターが休館中であっても、予約をすれば本が借りられるシステムにしました。通常の4分の1程度は利用があったとのことです。これは休館中としてはかなりの数です。外出がままならない中、読書好きの市民にとってとてもありがたい運用方法でした。

自粛中は家の整理をした人が多く、今後図書館に本を寄贈したい人が増えることも予想されます。本の寄贈について今年初め市民の方から相談がありました。自分が書いた思い入れの深い本を図書館に寄贈したところ、不本意な扱い方をされ、憤慨しておられました。その後、担当課と協議を重ね、寄贈図書については変更されたこともありますので、確認の意味を込めて一般質問を行いました。

答弁によれば、寄贈図書の冊数はかなり多く、平成29年度が2600冊、平成30年度が4401冊、令和元年度が5240冊だということです。毎年市民の方からの寄贈が全体の7割以上を占めています。今まで、寄贈図書が自著であるかどうかについては区別していませんでしたが、本年7月から確認を開始しました。

改善の提案を下記の5つ行いました。

1、寄贈図書について、市民の自著、大和市に関係する記述がある市外からの自著への対応は、他の本と区別 し、市民の自著は公共の福祉に反しない限りできるだけ受け入れるべき。

2、市外からの自著について、大和市に関係する記述があるものについては、公共の福祉に反しない限りなるべく受け入れるべき。

3、選定会議で受け入れられないと判断した市民の自著については、明確な理由を述べた上で、リサイクル本に回すか、返却するかの判断を本人に確認すべき。(今までは、自著でも受け入れられないと判断されれば、機械的にリサイクルコーナーに回されていました。寄贈した本人にとっては、捨てられたも同然です。)

4、せっかく寄贈した自著が配架されるかどうかは本人にとっては非常に気になること。愛媛県大洲市や長野県佐久市図書館は市外からの寄贈書に対しても定型のお礼状を出している。市内や市外からの自著で配架が決まったものについてはお礼のはがきを出すなど、よい対応をしてもらったと思えるような取組が必要と考える。この取組をおこなったらどうか。

5、手に取った本の著者が大和市在住であることを知ったら、より興味を持つ利用者もいるはず。希望する著者には、本にコメントを直接書いてもらったり、カードを入れるなど、市民が書いた著書であることが分かる工夫をして、本をより身近に感じてもらう工夫をするべきではないか。

上記の提案に対し、1から4については、全て行うことが決まりました。5については、指定管理者と協議を行っていくということです。

寄贈図書についての対応はかなり改善されました。今後は今までよりも気持ちよく自著を寄贈できる市民が増えることと思います。自著を7月から区別したことなどをホームページで検索すれば分かるような変更をするとともに、大和市図書館資料リサイクル等実施要領の寄贈図書についての記述の変更も要望しました。さっそく、変更されています。職員の迅速な対応に感謝します。

大和市のキャッチフレーズ「図書館城下町」にふさわしいサービスに向けて今後の努力に期待します。
市民の「この対応おかしいな」から、未来に向けての改善ができました。議員としてそのお手伝いができたことをうれしく思っています。

一般質問当日は、相談のあった市民の方も傍聴に来られ、新しい対応を喜んでおられました。