まず知ることからはじめる トブロツアーに参加して

2月19日(土)、オンラインで行われた「かながわの朝鮮学校交流ツアー2022」(トブロツアー)に参加しました。このツアーの目的は、日本の市民が朝鮮学校について知り、子どもたちと交流することによって理解を進め、平等な社会を作り出すことです。

第1部の講演会では、明治学院大学教授のチョ・ヨンファンさんから「朝鮮学校の歴史」を学びました。

朝鮮学校の歴史は、「朝鮮人ヲ指導強化シテ内地二同化セシムルコト」という「皇民化政策」により、民族教育を行う朝鮮学校に廃止命令が出たり、朝鮮人も日本の学校に就学すべしと公立校の分校として位置づけられたり、一転、日本国民じゃないんだから教育を受ける権利ないと分校が廃止になったり、自立的に学校を創ったら、正当な学校と位置付けられず、大学等の受験資格が得られなかったり 等々、日本の政策によりずっと翻弄され続けてきました。

そして現在も高校無償化から外されるなど「学校」としての権利を得られていません。コロナ禍では困窮した大学生に対する学生支援緊急基金の対象から朝鮮大学は外されています。

第3部のグループディスカッションでは、このような差別がある現状に対し、高校生から差別をなくすための横浜駅での署名・街宣活動や文科省前での訴えの活動が紹介されました。街宣活動は心無い人にひどいことを言われるかもしれないという恐怖心と闘いながら参加しているとのことです。高校生にこのような運動をさせざるを得ない現状に、強い憤りと日本人として申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。参加者のひとりからは、今まで平和や人権を重んじていたつもりだったが、今日参加したことによって「知らないことでマジョリティの暴力に加わっていたのではないかと思った」という意見も聞かれました。
差別や偏見は、相手を知ることによってなくなっていきます。人と人との交わりを大切にするために、これからもこのトブロツアーに大勢の日本人が参加し、理解が進むよう、活動を続けます。

第2部の映像による学校紹介で、幼稚園から高校までの子どもたちの楽しそうな様子を見ることができたのがせめてもの救いでした。